あらすじ
伊芹珠沙は虚弱体質だ。徒歩で通学すれば学校にたどり着く前に力尽きるし、三階の教室にはたどり着けないし、体育の準備体操でダウンする。しかし、そんなことお構いなしに今日も今日とて限界を顧みず全力で遊びつくす。そんな彼女に振り回されてばかりの友人、千萱蓮心は苦労しつつも親友の一番近くにいられることに満足感を覚えていた。
しかし、伊芹珠沙がある日提示した『高校生になったらやりたい100のこと』リストのある一文によって、彼女の立場は一気に危うくなる。
『理想の恋人を作る』。親友の一番近くを、ポッと出の人間に渡してなるものか。友人たちの口車に乗せられて、千萱蓮心は自分自身が伊芹珠沙の理想の人間になれるよう、様々なアプローチを試みる生活が始まった。