あらすじ
涼宮ありさは目を覚ました。
そこは知らない場所だった。そして、隣には知らない女性がいた。彼女も同様この場所に困惑しているようだった。
きらびやかで豪華なシャンデリアが天井から輝きを放ち、壁には金色の装飾が施されている。その間に赤のラインが入り、まるで威厳を示すようだった。
そして、部屋の中央には分厚いマントをまとい、鋭い眼光を持つ男がいた重厚な王冠がその頭に輝き、まるで彼がこの世界の絶対的な支配者でアルかのように、堂々と王座に座っていた。
ーここは、異世界なの?ー
まるで、夢のようだ。これが異世界……?何度も小説で読んでいた光景が、眼の前に広がっている。しかし、心のどこかで嫌な予感をしていた。
だが、眼の前の静寂の雰囲気の中では喜びを表現するのは難しかった。
すると、王様が静寂を切り開くかのように言った。
「よくぞ、来てくれたな。救世主様よ」
救世主?という言葉に困惑しながら王様の言葉を聞いた。
「この度は、我らアクス王国の呼びかけに感謝する。来て早々失礼だが、聖女の力を測らせてもらう。」
そう言い放つと、私達の目の前に水晶玉を持った人が来た。
「水晶に触れてください」
眼の前に来た人はいった。
私はそっと指先を伸ばし、水晶を触れた。ひんやりとした感触が指先に広がる。しかしーーー何も起こらない。沈黙が広がる。背筋がゾクリとした。
そして、隣の女性はものすごい光を放っていた……
その瞬間、私は気が付かなかった。これが、私の人生を大きく変える瞬間だったことにーー