あらすじ

京都の古美術店「幻翳堂」に眠る、一枚の奇妙な浮世絵――それは、歌川広重の名作『東海道五十三次』には存在しない、謎の「五十四番目の宿場」を描いたものだった。 名探偵・瑞雲要と助手の美月は、その絵に「息づくような赤い揺らめき」を感じ取り、封じられた“何か”の存在に気づく。 浮世絵に隠された構図。幕末の隠密・平岡円四郎の遺した陰筆の文。塩でなければ滅ぼせぬとされる異端の組織「赫息会(かくそくかい)」――そして、すべての鍵を握るのは、伝説の刀「童子切安綱」。 やがて浮かび上がる“幻の五十五番”の宿場。そこは赫息の者たちが最後の息を吐いた地だった。 時を越えて動き出す封印。絵に宿された意志。名探偵と助手は、徳川埋蔵金に隠された“塩を撒いて焼く”ための刀を求め、現代と過去を繋ぐ“演繹の旅”へと向かう。 赫息を断ち、真の歴史を呼び覚ますことができるのか―― 未来を見た絵師と、封印を託された者たちの想いが交差するとき、名探偵・瑞雲要の刃が深紅の闇を切り裂く!

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カクヨム
カクヨム2025/04/27
  • 現在の作品浮世の刀、未来を裂く