あらすじ
15年前、世界中に流星が降り注いだ。
だが誰もが目を奪われた幻想的な流星は、世界に恐怖と絶望をもたらす凶星だった。
飛来した流星から出現した、高次元侵攻生物――『ティタネス』。
多種多様な姿と能力を持つ怪物は、次々に世界の大都市を破壊した。
各国家も連合軍を結成して対抗したが、世界はティタネスの前に完全敗北を喫する。
しかしそんな絶望の時代にも、一筋の希望が差し込んだ。
ティタネスに唯一対抗できる力――『エレメント』を宿した人間の出現だ。
一方、エレメントには致命的な欠陥が存在していた。
それは流星が飛来した後に産まれた子供にしか宿らない力だということ。
よって、大人はエレメントの軍事転用を模索。
エレメントを攻撃に用いる武器――“シュラウド”が開発され、子供たちは新兵器を手に、戦場の最前線に送られる。
これが今の世界の現状だ。
そして俺こと、月城暁〈つきしろあきら〉もエレメントを宿した世代だが、ぶっちゃけ毎日が憂鬱だ。
大人にはない特別な力で戦う――なんて、英雄的な状況に酔ってる奴も多いが、その実情は使い捨ての少年兵に過ぎない。
だから落ちこぼれで上等。顔も知らない誰かのために、命を懸けようとも思わない。
だけど、状況はそれを許さなかった。
突如起きたティタネスの襲来に際し、俺は『シュラウド』を手に戦うことになってしまう。
「俺の優雅な学園生活はどこに行った!?」
「今までが怠惰過ぎただけです。それにこれで、暁とずっと一緒に……」
しかもティタネスを圧倒して以降は、エリート揃いの特進科にクラス替えをされたり、なんとか疎遠にしていた黒髪爆乳の天才幼馴染に隣をキープされるせいで、男女問わず色んな奴から目を付けられることに。
当然、平凡な学園生活は儚く消し飛んでしまったわけだが、それでも俺は――無双なんてせず、平凡に生きたいんだよォっ!