あらすじ
西暦2043年――少子高齢化と経済の崩壊により、かつて世界第2位の経済大国だった日本は、滅亡寸前まで追い込まれていた。
家族も希望も失い、孤独のうちに人生を終えかけた元銀行員・佐藤大輔は、死の間際、冥界で謎めいた女神と出会う。
「この国を救ってほしい」
神の願いとともに、大輔はこれまでの記憶と新たな知恵を与えられ、1990年代末――自分がまだ若かった“あの頃”へと転生する。
目覚めたのは、見慣れたはずの自室。壁のカレンダーや母の声、そして自分のまだ未熟な手――すべてが懐かしく、同時に切実だった。
前世ではテレビや漫画、サッカー部の熱気に胸を躍らせ、迷いなく青春の道を選んだ大輔。しかし、二度目の人生では、ただ流されるのではなく、理知と経験を武器に「自分の頭で考え、自分の手で新しい日本の未来を切り拓く」ことを静かに誓うのだった。
過去を変える覚悟と、救われなかった国への強い想い――佐藤大輔の新たな人生が、いま動き出す。
※本作は都合主義を許容したパラレルワールド設定であり、実在する国・団体・人物とは一切関係ありません。カクヨムにも投稿してます