あらすじ
初代道場主の飼い猫が、猫又になって指導する剣術道場。
明治の世になって、武士がいらなくなった世。
それまでも小さな無名の貧乏道場だったのに、今や超絶貧乏な剣術道場になってしまった『天然またたび流』だった。
猫又タマさんと道場主の五社佐内、そして、五社が拾ってきた三人の孤児である伊織と由岐と蔵之助は、それでも仲良く穏やかに暮らしていたのだが、五社とタマさんと伊織の留守に、道場破りが来て看板を持って行ってしまったから大変。
ただでさえ貧乏を極める道場の存亡の危機。
別に看板なんてかまぼこ板で十分だというタマさんと五社を説得して道場やぶりを探すのだった。
《テーマ》
『猫の妙術』という江戸時代の剣術指南書に、猫に剣術を指南してもらう話がある。
その剣術指南書を元に、明治の初期、剣術がいらなくなった世で、新しい時代が始まる中で孤児となった子ども達、武士の姿を、ライトに描き出します。