あらすじ
コンビニで働く無名のアルバイト女性。
朝も昼も夜も、レジの前にはさまざまな「お客様」が現れる。
横柄な態度で上から目線の説教をしてくる老紳士。
馴れ馴れしく絡んでくる中年男性。
自分だけ特別扱いを求めて順番を抜かすサラリーマン。
悪気なく人を見下す大学生。
優越感を滲ませながら嫌味を言う女性。
そして、声を荒げて理不尽に怒鳴る男性客——。
そんな日々のなか、彼女は思う。「“お客様”って、何をしても許される存在なの?」
だけど彼女は、黙って耐えるだけの“いい人”ではない。
笑顔の奥に、冷静な観察眼と、言葉を武器にする強さを持っている。
レジの前で理不尽が横行するたび、彼女はきっぱりと、時に鋭く、時に静かに、相手の非常識に切り込んでいく。
「私あなたがキライです」——そう心の中で宣言してから、彼女のレジはちょっとだけ痛快になる。
この物語は、すべての“モヤモヤ”を抱えて働く人たちに贈る、レジ越しの逆転劇。
どんなに理不尽な客が相手でも、「黙らない」という選択肢を、あなたに。