あらすじ
平々凡々な大学生、窪塚澄華は一人暮らしの生活費を賄うために、客数の少ない目立たない場所に構えているコンビニで深夜、アルバイトとして働いている。
深夜にコンビニに訪れる若く、容姿端麗な狐目の男。特徴的なだらし無く結われた黒い長髪に、胡散臭い関西弁。貼り付けたような嘘くさい笑顔。
澄華は、そんな男と出会い、勝手に"狐のモデル"とあだ名をつけていた。
初めは、バイト先での従業員と客として接していく気しかなかった澄華であったが、つい、男に話しかけてしまい、そこから二人は知り合いとなることに。
すると、男から名前と電話番号の書かれた紙を渡されたが、読み方が分からない名前に、意味深に書かれた電話番号。
それに驚きと戸惑いが入り交じりながらも、ただの変な客として受け流す。
男の名前は、国堂麗士と言った。
彼と一つの関わりが出来てしまい、意味の分からない彼の言動に惑わされることとなるが、少し話すくらいの関係で、これ以上の深い関わり合う間柄に発展することなど有り得ないと、思っていた澄華であった。
そんなある日、一つの事件をキッカケに、国堂が巷で有名なヤクザの国堂組若頭であることを知ってしまう。
面倒事には付き合えないと、澄華は、国堂とこれ以上関わらないように、拒もうとするも、国堂は前から澄華に興味があったらしく、関わりを断とうとはしてくれず。
澄華の平穏であったはずの生活は、一人の狐目のヤクザのせいで一変してしまうことに。
平凡だったはずの大学生、澄華は、ヤクザの若頭、国堂麗士から逃げられなくなってしまった――――。