あらすじ
顔見知りの警察官を銃撃からかばい、命を落とした俺。
一度死んだ俺は、神と魔法が存在する異世界に生まれ変わる。
しかし、俺には魔法が扱えなかった。
ゆえに国を守る騎士団にも入れず、中の下な任務をこなして日々を生きていた。
そんなある日、俺は血を流す騎士団の団員と遭遇する。
そして、その眼前には異教である邪神を信仰する背教者の姿。
前世での出来事と情景が重なる中、俺はある声を耳にする。
「やっと会えたわね、あたしの花婿」
俺を花婿と呼んだのは、なんと邪神の一柱。
彼女と契約を交わした俺の日常は大きく変化する。
これまでは無力さで聞こえていなかった助けを求める声に応え、人助けに暗躍する。
いつしか人々は俺のことを『黒の花婿』と呼ぶようになった。
しかし、その正体を明かそうとする者たちがいて――。
絶対に死にたくない花婿な俺と、邪神として疎まれてきた花嫁な彼女たち。
この出会いが、世界のすべてを狂わせる。