あらすじ

戦乱の火が日本を包む戦国の末期。
若き武将・真田柊馬は、織田の命により戦の最前線を駆けていた。

ある日、負傷した兵を救うために立ち寄った城下町で、一人の町娘・椿と出会う。
彼女は市井の茶店で働きながらも、人を寄せ付けぬ静けさと、鋭い観察眼を持っていた。
やがて二人の間に芽生える想い。けれど椿には、人には言えぬ過去と使命があった。

椿はかつて、敵国に育てられた間者――敵将の命を受け、真田家に近づいていたのだ。
真実を知った柊馬は、武将としての誇りと、男としての愛との間で揺れる。

椿は彼に手をかけるべきか、それともこの想いに従うべきか――。

互いを想うほどに、戦は激しさを増し、宿命の刃はふたりに迫る。
それでもなお、椿は信じた。
「あなたのそばに咲く椿でありたい」と。

戦の果てに残るのは、勝利か、それとも――愛か。

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アルファポリス
アルファポリス2025/05/15
  • 現在の作品椿火