あらすじ

演劇部ただ一人の部員、橘音葉は新歓公演に挑もうとしていた。 自らの演技に自信が持てず、脚本作りにも行き詰まる中、彼女は放課後の空き教室で一人芝居をする少女・透子と出会う。 驚くほど鮮やかな演技。けれど、透子は音葉の誘いを固く拒絶した。 「だって、君も私を忘れてしまうんだから」 彼女は虚構症候群――存在そのものを忘れられてしまう病を抱えていた。 それでも、音葉は透子を諦めない。 彼女の存在を、舞台の上に刻みつけたいと願ったから。 忘れられても、失われても、確かにここに、生きた証を。 二人の舞台が、幕を開ける。

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カクヨム
カクヨム2025/04/27
  • 現在の作品虚構症候群 君に届かないカーテンコール