あらすじ
魔術学園の用務員として働くリゲル。
お人好しな性格にくわえ、しっかりとした仕事ぶりもあって、学園の先生や生徒からは用務員さんと呼ばれて親しまれていた。
しかし、そんなリゲルには、実はあまり大っぴらに出来ない事情があった。
それは現代ではすでに廃れてしまったとされる「魔法」の使い手で、リゲルの亡き師によるとその実力はすでに大賢者に相当するということ。
ただ、魔導が全盛の魔術界では、魔法を使うという異端さ故に、リゲルは魔術師として認定されずにいたのだ。
とはいえ、元来のお人好しさ故に、用務員生活も悪くないかとリゲルは腐ることなく、これまで真面目に人生を過ごしていた。
魔法も、時たま用務員の仕事でこっそり使うぐらい。幸い、そのお陰で仕事が出来る人物だという評価も得ていた。
そんなリゲルの忙しいながらも充実した用務員生活がある日、変わり始める。学園の女生徒カーラを助けた時に、魔法を使う姿を見られてしまったのだ。
カーラの抱える悩みを知り、放ってはおけないとリゲルは彼女に魔法を教えることとなる。
これが用務員室で開かれる魔法塾の始まりだった。
やがて、才能はありながらも魔導に悩みを抱えた生徒たちがリゲルのもとへ集まり、その教えで真の実力を次々に開花させていくこととなる。