あらすじ

時栄高校に通う一年生、備前章保助、彼には一人の恋人がいた。 幼馴染、親同士の付き合いのある彼女の名は上奏寺桜。 互いを保助、桜と呼び合う仲の二人は誰が見ても仲睦まじいもの。 二人の仲を疑う人は、ただの一人もいなかったのだが。 「僕と桜は、付き合っていない」 『公認カップル』とまで呼ばれる二人、けれども二人の交際は全てが嘘だった。 自分を守るため、家族を守るためについた嘘。 嘘な関係は、いくら取り繕っても解れてしまうのか。 「本当は、保助君と付き合いたかった」 保助に出来た隙間を縫うように穴を埋める女性、楓園美結。 もう一つの『公認カップル』と呼ばれていたはずの彼女が、保助に近づく。 その優しさに保助は癒され、絆される。 「嘘でもいいから側にいたい」 心の底から保助の事を愛していた桜は、美結の存在を知り一人焦る。 彼女が頼ったのは羽生田護という、美結の彼氏。 普段から保助に近い護なら安心して相談できる、そう思っていたのに。 「だったら、俺が桜さんを貰ってもいいか」 桜の思惑とは違い、護は保助と密会する美結に対して不満感を募らせていた。 一切の嘘がない桜に対して、護は恋心を抱いてしまう。 そして彼は桜へと告白し、保助から彼女を奪おうとする。 様々な思惑が渦巻く中、桜は一人、保助へと思いを馳せる。 他の全てを投げうってでも、これまでを払拭してみせると。 そして保助は、唯一の癒しである美結の本当の目的を知る。 保助は愛した人を追い続けるのか、それとも。 ★他サイトにも掲載しています。

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カクヨム
カクヨム2022/06/18
  • 現在の作品僕の事が大好きな君へ。