あらすじ

あの夏の終わり、気づけば私たちは、並んで歩かなくなっていた。 理由はわからない。 ただ、いつのまにか図書室で隣に座ることも、帰り道に言葉を交わすこともなくなった。 それでも、何かが戻ってくるのを、私はどこかで待っていた。 けれど、戻らなかった。 だから私は、手紙を書くことにした。 友達をやめるつもりで――それが、最後になると思って。 けれど、彼の机には、私の名前が書かれた封筒が入っていた。 すれ違っていた気持ちが、封筒の中で少しずつ言葉になっていく。 これは、「終わらせるため」に書いた手紙が、ふたりの間にもう一度灯した、静かな物語。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2025/05/04
  • 現在の作品これは、さよならのつもりだった。