あらすじ
憧れの勇者様にスカウトされ、田舎から帝都に出てきた迷宮学士のヴァニラ。しかし連絡の行き違いでもあったのか、王城では門前払いを食らってしまう。仕方なくヴァニラはギルドで紹介された帝都北端の自警団にて、“生活補佐班”として働くことにするのだった。
――――――ヴァニラはまだ知らない。迷宮に近いこの区域では自警団にかなりの権威が委ねられており、日々付近の区との抗争が勃発していることを。
――――――自警団の面々はまだ知らない。ヴァニラが、かつて迷宮学界の異端児とあだ名された天才学士ロサセレーナの愛弟子であり、そんな師にすら“マッドサイエンティス子”と言わせしめる娘であることを。