あらすじ
現在、世界中の人々を魅了する観光文化都市、京都。
だが明治維新直後、その姿は全く違った。
戦乱、首都機能喪失、近代化の波の中、
古都は輝きを失い、忘れ去られようとしていた。
世界では京都のことなど、知る人はほとんどいなかった時代があった。
今の「京都」のイメージはいつ誕生したのか?
これは「京の遺志」を繋ぎ、現代に続く、文化首都の礎を築いた
英雄たちの創生記。
幕末から明治、1864年〜1895年までの物語。
岩倉具視→佐野常民→中村栄助と主人公が交代していく。
◆第一部/岩倉具視編:『種を蒔く者』構想と遺志
蟄居中の岩倉は蛤御門の変で京の惨状を知り 討幕を決意。
復帰後クーデター成功。だが維新後京都は文化破壊や遷都で衰退。
岩倉は欧米訪問で文化首都構想を描く。
◆第二部/佐野常民編:『芽を育む者』灯火と道筋
技術者佐野は岩倉と「文化と国力」で共鳴。佐野はウィーン万博で日本文化の価値を確信する。
岩倉の死後「文化首都構想」を託されその遺志を継ぐ。
京都再興を願い、勧業博覧会の道筋を残す。
◆第三部/中村栄助編:『花を咲かせる者』実行と突破
京都の実業家中村は佐野から岩倉の遺志を引き継ぎ 民間主導で京都再生へ進む。
文化首都推進部会結成も挫折。官民連携の重要性に気づき
「平安遷都千百年」を掲げ 京都実業協会を発足させる。
京都はいつから、どのように世界的な観光文化都市になったのか?
※史実を基に、一部脚色を加えています。