あらすじ

僕は、サイダーが嫌いだ。 何故か。炭酸の弾ける感覚が痛いから。 痛いことなんて、あったって苦しいだけなのに。 だから僕には分からない。自ら苦しい筈の痛みを、まるで心の底から楽しんでいるとでも言いたげに、笑顔を浮かべて何度も繰り返し走り続ける、陸上部のあの子のことが。 でも、どうしてだろうか。そんな彼女の走る姿が気になって仕方がないのは。 彼女は将来有望な陸上選手で、対する僕はきっと何者にもなれない大衆のひとり。 そんな僕と彼女に、接点なんてひとつもないと思ってた。 あの日、彼女から飲みかけのサイダーを渡されるまでは――

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カクヨム
カクヨム2025/04/30
  • 現在の作品サイダーの味