あらすじ
舞踏会場において、私、マリーナ公爵夫人は、夫であるバンク・トワイド公爵からいきなり離婚宣言された。
そして、夫は、長年付き合ってきた愛人メル・ラピア侯爵令嬢と再婚するという。
その翌日、トワイド公爵邸において、改めて離婚協議が執り行われた。
私の親族である弟と、夫の親族の王弟殿下、そして私たちの結婚の仲人、さらに夫の愛人を交えた、たった六人で、話し合いの場が持たれることとなった。
夫のバンク公爵は、
「仕方ないだろう。金の切れ目が縁の切れ目ってやつだ」
と、愛人メルとイチャつきながら放言するので、私も、
「離婚されるんだったら仕方ない。出ていくわよ」
と応じるしかなかった。
幸い、私の居場所は残されている。
結婚の時、持参金とともに、森の中にある、静かな別荘を自分名義で持ってきていた。
私の悲しい気持ちを癒すにはぴったりの山荘だ。
ところが、愛人メルが、突然、「その山荘も欲しい」と、駄々をこね始めた。
この女が執拗に山荘の奪取を試みる狙いは、私から居場所を奪うこと。
要するに、嫌がらせだった。
何もかも、私から奪い取ろうというのか、この二人はーー。
そう思ったとき、私、マリーナは覚悟を決めた……!
※ざまぁ系のストーリーです。