あらすじ
――最高のイヤミスができてしまったかもしれない。健康状態が悪いときには読むべからず。最悪の、胸糞悪い結末にあなたは耐えられるか?――
白い壁、ステンドグラス、悲しげなオルガンの音。祭壇の奥には白い棺。幼馴染のマリアの母親はもういない。でも、彼女は教えを守り、清らかで安らかな最期を迎えたはずだ。葬儀でのマリアは、悲しみながらも強く生きていく覚悟が見えた。小学五年生の僕はマリアのそばにいて、守ってあげようと思った。
だけど、太陽がジリジリとアスファルトを焼く、真夏の暑い日に、僕は変わり果てたマリアの姿を見つけてしまった。警察は自殺で調べているみたいだけど、信仰心の篤いマリアが自殺なんてするわけがない。僕は、マリアの兄のヨウスケさんと、知り合いの警察の立花さんと一緒に、必ず犯人を見つけると誓ったんだ。