あらすじ
登録者数300人未満、稼ぎはモヤシ代以下。売れない心霊配信者・来栖悠人は、今日も自室から胡散臭い心霊スポット検証配信を行っていた。全ては再生数稼ぎのヤラセ…のはずだった。
だが、彼には一つだけ『本物』があった。それは、極めて霊媒体質であることだ。そして、いつもの配信中、彼の霊媒体質とインターネットという現代の「場」が共鳴した時――画面の向こう側から、ありえない『何か』が現れた。
それは配信ノイズでも、バグでもない。膝を曲げずに跳ねる、古の怪異――キョンシーだった。しかも、奴らはデジタル空間を介して伝播し、感染しようとする。
絶体絶命のパニックに陥る悠人に、一本の助言が届く。それは、普段から妙に霊的な知識に詳しく、ネットスラングを使いこなす謎の古参視聴者『【無名の古参】』からの、コメント欄を通じた指示だった!
これは、現代のネット空間を舞台に繰り広げられる、最も現代的で、最も非常識な霊幻物語。
オカルト知識皆無、霊感だけは一流のビビり配信者・来栖悠人は、正体不明の「コメント欄の師匠」の指示、そして現代技術でオカルトに立ち向かう(かもしれない)仲間と共に、インターネットという新たな『霊道』を駆け巡り、デジタルとオカルトを融合した道術でキョンシーを撃退できるのか!?
【登場人物】
■来栖 悠人: 売れない心霊配信者。明るいノリとは裏腹に超ビビり。だが、極めて霊媒体質で、本物の怪異を引き寄せてしまう特異体質を持つ。この体質が、予期せぬ形で戦いの鍵となることも…。
■無名の古参: 主人公の配信の古参視聴者。ネット上の存在だが、古今東西の霊的知識と道術に精通している模様。コメントやDMで主人公に的確すぎる指示を与える、謎に包まれた師匠。