あらすじ
人間と精霊との間に生まれた半人半精のニルフェリアは、ある理由から迫害され、脱出不能の氷の牢獄に幽閉されていた。
気の長くなるような時を経て、ニルフェリアの目の前に面会と称した者が現れる。
ナザロワラと名乗る火と炎を司る魔術師は、残酷な仕打ちを受ける彼女に告げた。
「貴様を解き放ちに来た」
互いの目的はただ一つの点において一致していた。
「復讐だ」
復讐の末に待つものが虚しいものであることを二人は知っている。
反目しながら、かつ相反する力を持つ女二人は、氷の牢獄の神話を打ち破り、脱獄を遂げる。
二人には互いに秘めたもう一つの目的があった。
心が求める本当の意味での目的とは何なのか。
それが得られた時、待ち受けるものは何なのか。
今、二人の女の旅が始まる。