あらすじ

祖父が遺した勾玉に触れた瞬間、僕の世界は一変した。現れたのは、病魔を吸う力を持つ、透き通るほど儚い和服の青年。彼は「禍津玉の守り人」。使うたびに存在が薄れていく彼を、僕は見過ごせなかった。

彼を救う鍵は、祖父が隠した百年の秘密にあるらしい。戦時中の医療簿、不可解な記述。そこに浮かび上がるのは、人間を「器」とするおぞましい研究と、「禍ツ」と呼ばれる怪異の存在。過去の因縁は、現代の臓器ブローカーや、僕たちに迫る金貸しの影へと繋がっていた。

祖父の遺品、屋根裏に残された三日月の血痕──全ての謎が明らかになる時、祖父の封印された「優しさ」と、彼が背負った「裏切り」の真実が露わになる。守り神の最後のメッセージが示すものとは?

過去の悲劇と現代の陰謀が絡み合う、和風の情景に宿る切なさと絆の物語。屋根裏部屋から始まる、新感覚ミステリーファンタジー。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
アルファポリス
アルファポリス2025/05/04
  • 現在の作品祖父の勾玉と消える守り人