あらすじ
「ミッドライフ・クライシス」という言葉をご存じでしょうか。
人生の折り返し地点を迎えた頃、過去の経験や成果と向き合いながら、漠然とした不安や葛藤に直面する──そんな時期を指します。
本作の主人公もまた、社会的にはそれなりに成功しているものの、かつてのような刺激や情熱を感じられず、仕事と睡眠を繰り返すだけの無味乾燥な日々を過ごしています。
「何のために生きているのか」──そんな問いを抱えていた彼の前に、突如“地球にダンジョンが出現する”という非日常が訪れます。
この物語では、そんな彼が再び“ワクワクする感情”を取り戻していく姿を描いていきます。
単なるご都合主義ではなく、現実的な視点や思考を重ねることで、読者のビジネススキルや課題解決力にもつながるような内容を目指しています。
—————————▼以下あらすじ▼—————————-
42歳の会社員・堺秀哉(さかい・しゅうや)は、やりがいも楽しさも感じられないまま、ただ時間を消費するように働く毎日を送っていた。
そんな彼の人生が一変したのは、ある日の退勤後。帰宅途中の新大阪駅で突如出現した謎のゲート——通称「ダンジョン」に引き寄せられるように足を踏み入れたその瞬間、異世界風の空間と、頭の中に浮かぶスキルウィンドウが彼を迎えた。
スキル名は《リンク・スキル共有》。そして彼の前に現れたのは、白銀の毛並みを持つ喋る猫モンスター・コユキ。毒舌だけどどこか優しい彼女と、まさかの“バディ契約”を結ぶことに——!?
ダンジョン内の危険なモンスター、スキル模写、ステータス成長。そして何より、失いかけていた“自分らしさ”との再会。
モフモフな相棒と共に、秀哉は42歳にして人生を再起動していく!
長年の会社勤めで培った社会人としての知識と経験をフル活用し、他の若き能力者たちとは一味違う視点でダンジョンに挑む。会議漬けの毎日で鍛えた分析力でトラップを見抜き、クレーム対応で身につけた交渉術で頑固な門番モンスターを言いくるめる。
会社勤めで培ったスキルが、異世界では案外役に立つ!?
――これは、やる気ゼロから始まった男の、ちょっと不思議で温かいリスタート物語。