あらすじ
全国から名家のご令嬢が集まる日本随一のお嬢様学校——白百合女学園。
その高等部2年に在籍する月乃 百合子(つきの ゆりこ)は、メイドとしてとあるお嬢様に仕えていた。
現生徒会長、白鳥 一羽(しらとり かずは)——四大グループのうちの1つである白鳥家の後継人として、幼いころから様々な教育を受けてきた。勉学、武道、芸術、そのどの点を見ても彼女の横に並ぶ者はいなかった。さらに学園では生徒会長に任命され、学年問わず生徒全員から慕われている。そんな彼女に恋心を抱く女子生徒も少なくはなく、彼女の側近である百合子もそのうちの1人である。しかし百合子は一羽の専属メイドとして自分の想いを伝えるわけにはいかない。
また、一羽自身も女の子同士の恋愛に興味があり、告白をしてくる生徒に対して満更でもない様子。今まで告白してきた女の子に対して、一羽は全て「イエス」と答えている。そのためいつの頃からか、一羽に告白をしてきた女の子を百合子が追い払う、というのがいつもの流れになっていた。そうして百合子は告白した女の子からの反感を買い、「冷酷メイド」と呼ばれるようになる。
そんなある日、1人の女子生徒が緊張した面持ちで彼女たちの前に現れた。一羽への告白かと思いきや、その生徒が話しかけた相手はなんと、「冷酷メイド」である百合子の方だった——