あらすじ
かつて冥界を救うため、命を賭して戦った剣士――キルハ・シェイド。
その英雄は、最終奥義と引き換えに自らの命を散らし、冥界の崩壊を止めた。
だが、それは終わりではなかった。
現代、彼は“紫月葵”という名の女子高生として転生し、平穏な日常を送っていた。
記憶も力も持たず、ただ時折見る“悪夢”だけが過去を語る。
そんな彼女の前に現れたのは、二人の少年――
一人は、明るく軽やかで、だれとでもすぐに打ち解ける死神。
もう一人は、誰にもその姿を見られない、優しく静かな幽霊。
彼らはかつて一つの魂だった兄弟であり、
前世のキルハに深く関わる存在だった。
失われた記憶と、揺れ動く心。
過去の因縁と、迫り来る敵の影。
そして、かつて果たせなかった“融合”の先にある、本当の結末とは――
【あらすじ】
紫月葵は、高校に入学したばかりの女子高生。
その整った容姿と明るさでクラスの人気者となるが、
夜な夜な見る悪夢に、どこか満たされないものを抱えていた。
そんなある日、彼女の前に現れたのは、
同じ高校に入学したという少年・真神昇也。
どこか懐かしい雰囲気を纏う彼に、葵は奇妙な引力を感じる。
さらに、誰にも見えないはずの幽霊・真神零士との偶然の接触。
その瞬間から、葵の目には魂が見えるようになってしまう。
彼女が"前世"に冥界を救った英雄・キルハ・シェイドであったこと、
昇也と零士がかつて"セイン・ルカード"という一人の魂であったこと、
そして、未だ冥界に潜む“かつて倒したはずの敵”が、
静かに復活の兆しを見せていることが、徐々に明かされていく。
やがて、死神の職務の中で導いたはずの魂が失われ、
人間界にも異常が現れ始める。
日常が少しずつ侵されていくなか、葵は自分にしかできない“剣”の力を再び呼び起こす。
兄弟の魂が再びひとつになったとき、彼女が選ぶ未来とは。
今、三人の魂が再び交差する。
そして、この物語は「死」から始まる“愛”を描いていく。