あらすじ

春の教室、となりの席に座った蒼真(そうま)に、気づけば恋をしていた――。 けれど彼の視線は、いつだって明るく輝く結月(ゆづき)に向いていて、私の存在はすり抜けていく。 「何かの手違いで、私のこと好きになってくれたりしないかな」 そんな淡い願いさえ、彼に届くことはなかった。 今日のために髪を切った。 気づいてほしかった。ただ、「似合ってる」って、ひとことが欲しかった。 でも彼は、私を見なかった。結月の隣で、笑っていた。 報われない想いを胸に、ひとり、静かに春を終える少女の物語。 ――これは、誰にも気づかれなかった片想いの、確かにそこにあった青春の痛み。

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小説を読もう2025/05/01
  • 現在の作品春の手違い、君に恋をした