あらすじ
大陸全土を恐怖に陥れた魔王は、勇者によって討伐された。
だが、魔王を討った勇者は一向に姿を現さない。
それはそうだった。
勇者は、性別を変えていたのだ。
そのことを、相棒である聖女だけが知っていた。
勇者は人々の前に姿を現すことなく、聖女と共に平和になったこの世界を旅することにした。
――ただ、気になることが一点あった。
「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい」
勇者がどれだけ声をかけようとも、輝いていた瞳はどんよりと曇ったままだった。
それどころか、声をかけるたびに勇者へと依存していく始末。
——一体、どうすればいいんだ!?
そんな問題を抱えながら、何者でもなくなった二人は世界を旅する。
ハーメルンとの二重投稿です。