あらすじ

「今年は、くれないのかよ?」 幼なじみの大介が、いつもより真剣な顔で言った。 物心ついたときから、毎年バレンタインにチョコを渡してきた。 でも今年は違う。高校卒業を控えた今、私はただの義理じゃなく、本当の気持ちを込めて渡したかった。 だけど、タイミングが悪すぎる! ようやく決心したのに、電車では人が多いし、エレベーターは満員。 結局、私は渡せなかった。 ──もう二度と、渡せないのかもしれない。 「ふぇ、ふえぇえええん……っ」 こぼれた涙と一緒に、想いも終わるはずだったのに── 「おい、メグ?」 ラストチャンス。 私はこのチョコに、本当の気持ちを込める。 ずっと、好きだったから。 香月よう子さん & 楠 結衣さん主催 『バレンタインの恋物語』企画参加作品です。

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小説を読もう2025/03/01
  • 現在の作品今年のチョコは、特別で。