あらすじ
遥輝は極道の家に生まれたΩ。
だが、発情期を迎えたこともなく、家のしきたりにも無頓着なまま自由に生きていた。
そんな遥輝のそばには、幼なじみであり護衛でもある遊馬がいる。
いつも一緒にいて、何をするにも遊馬がそばにいてくれる。
しかし、ある日突然「許婚」の存在が告げられる。
「Ωには相応しいαがいる」と。
その日から、遊馬の態度が少しずつ変わり始める。
優しいままだけど、ふとした瞬間に見せる独占欲の強い瞳。
からかうような甘い言葉が、どこか本気の響きを持っていて――。
「お前は、俺だけのものだろ?」
「ずっとそばにいてやるから、他のやつなんかいらねぇよ」
まだ気づかない。
この気持ちが“恋”だなんて、遥輝は全然わかっていない。
けれど、幼なじみの優しい執着は、遥輝を確実に絡め取っていく。