あらすじ

俺――桜井春樹は、現代の魔法使いである。 と言っても別に大きな事件が起きるわけでもない。 日常のちょっとしたことを解決するために魔法を使っていた。 ――その時までは。 俺は幼馴染――中桐紬にフラれてしまった。 しかもこっぴどく。 仕方がない。 禁術〈常識改変魔法〉を使って、紬が俺のことを好きであることが当たり前だと改変してしまおう。 まあ、〈常識改変魔法〉は一度使ったら戻せないものの、そこまで大きな変化を与えることは出来ないけどね。 おそらく好きであることが当たり前だと改変しても、ちょっと好感度が上がるくらいだ。 例えばピーマンを食べられない子供に使っても、嫌いは治らず食べられるようになる、といったくらいの強度である。 だが、そのちょっとの好感度すらも欲しいくらいだし、思い切って使うことにした。 そしていざ使ってみたのだが…… 「私は貴方のことが嫌いです」 常識は変わらず、常に嫌いだと言ってくる始末。 何故なのか。 そこまで俺のことが嫌いだったのか。 そして俺は考えた。 実は素直になれていないだけなんじゃね? と。 「俺の前でだけ素直になるように」 そう常識を改変した途端。 「春樹さん好きです大好きです愛してます。ああ、なんでこんなにも愛しているのに素直になれないのでしょうか。こんなにも愛しているというのに……。この間も告白してくれたのに断ってしまいました。私の馬鹿、馬鹿馬鹿馬鹿。あー、もう、なんてことをしてしまったのでしょうか……後悔してもしきれません……」 あれれ!? 紬の重たすぎる愛がダダ漏れになったんだが!?

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カクヨム
カクヨム2025/02/28
  • 現在の作品幼馴染に常識改変魔法が効かないと思ったら、重たすぎる愛が拗れまくってただけだった