あらすじ
「お前のような偽りの聖女など、この国には不要だ!」
王太子エドワードの言葉とともに、侯爵令嬢ジゼル・ラファエルは婚約破棄され、偽聖女の汚名を着せられ、祖国エルフォード王国を追放された。
しかし、隣国グランディア帝国で出会った第一王太子アルベルトにより、ジゼルの本当の力は認められ、彼女は帝国の聖女として迎え入れられることに――!
やがて、エルフォード王国は疫病の猛威により崩壊寸前。
「新たな聖女」とされたアメリアは何の力も持たぬ偽物であり、王太子エドワードは絶望する。
「ジゼルを追い出したのは間違いだった……どうか戻ってきてくれ!」
だが、時すでに遅し。
グランディア帝国の聖女として、帝国の人々に愛され、第一王太子アルベルトの最愛の人となったジゼルにとって、かつて自分を捨てた国に戻る理由などない。
「私はグランディア帝国の聖女です。今さら、私に助けを求めるの?」
かつて彼女を追放した者たちの前で、アルベルトは堂々と宣言する。
「ジゼルは、私の最愛の妃だ。」
すべてを失い、絶望の中で崩れ落ちる王太子エドワード。
そして、ジゼルは愛と尊厳を取り戻し、異国の王子に溺愛されながら、幸せな未来へと歩んでいく――!