あらすじ

──人の出逢いとは分からないもので。 春らしい陽気が心地よい昼下がり。帝都にある学園にて。 リュミエール公国の第一公女であるティアナは、早足で次の授業の教室へと向かっていた。余所見をしていた彼女は、白い長髪が美しい青年と廊下で衝突してしまう。初対面でありながら、近寄り難い鋭利な空気を纏う彼の魔性の貌は一瞬にして彼女の脳裏に色濃く焼き付いた。 ティアナは帝国の公爵令息である彼に、毎日話しかけるようになる。しかし、彼は彼女のことを相手にしようとすらしない。孤高の存在である彼のことが気になるティアナは、日に日に興味を引かれていく。何度冷淡にあしらわれようが、彼女の心は決して折れない。 「――わ、私と、お友達になって!」 「帰れ」 高慢で冷酷無比な公子様と無邪気で明るい公女様。 由緒正しき家柄に生まれたがゆえの苦しみに触れてゆくにつれ、互いの心は乱れ始める。 これはちぐはぐな二人が唯一の愛を掴むまでの物語―― *こちらは「泡沫の夢をあなたと共に」と同じ世界線での物語となっております。本編よりも十四年前の時間軸から始まるお話です。 *なお、こちら単体でもお楽しみいただける構成になっております。

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カクヨム
カクヨム2024/12/08
  • 現在の作品月華は糸をあえかに紡ぐ