あらすじ
人と魔の均衡が崩れつつある現代、影の世界で暗躍する組織「黒燈会《こくとうかい》」は、異形の力を利用し、人知れず禁忌の研究を進めていた。
悪魔狩りを生業とする青年・炎《エン》は、ある任務の途中で謎の魔力の気配を察知し、黒燈会の動向を追う。そこで彼が出会ったのは、紅蓮の髪を持つ悪魔の娘・カルマ。彼女もまた、自らの過去と「失われた父」の行方を求め、この戦いに身を投じていた。
それぞれの目的を胸に秘めながらも、黒燈会の陰謀を追ううちに、二人は「力の源」と呼ばれる未知なる存在にたどり着く。それはただの兵器ではなく、世界の在り方すら変えてしまう可能性を秘めた力。そして、その中心には、炎《エン》自身の「知られざる過去」が絡んでいた——。
「お前の血に流れるのは、人の力か、それとも……?」
彼らを執拗に追う黒燈会の狂信者「夜行者」、そして謎に包まれた「彼方の世界」の存在。闇に隠された真実が、今、暴かれようとしている。
これは、運命に抗う者たちの戦いの記録——。