あらすじ
エルフの姫・リディアは、無実の罪を着せられ、巨木の中に閉じ込められてしまった。
妹と婚約者がいつか助けに来てくれると信じて前向きに過ごすが、一向に誰も来ない。
「わたし、本当に出られるのかしら?」
不安になっていたある日、巨木の近くに少年が倒れているのを見つける。
「た、大変!」
リディアは必死に彼を救い、それをきっかけに少年は彼女の元に通ってくるようになる。
2人は楽しい時間を過ごすものの、半年ほどして、少年は遠くの家に帰ることになった。
「強くなって、必ずリディアを助けに来るよ」
そう言いながら去って行く少年を見送りながら、
「気持ちは嬉しいけど、……きっとわたしのことなんて忘れてしまうわね」
と思うリディア。
――しかし、10年後。
轟音と共に巨木が揺れ、大きな穴が開いた。
立っていたのは、黒髪の麗しい青年――立派になったあの少年だった。
「助けに来たよ、行こう」
そして、10年間ひたすら彼女を想って強くなり続けてきた彼は、すっかりヤンデレ化していた。
その後、2人は巨木から逃げ出すと、隣国へ向かった。
リディアの夢だった薬屋を開くことになる。
のんびり自由な生活を満喫するリディアだが、一方のエルフ国では彼女の不在により異変が起きていて……。
――この話は、のんびりして世間知らずなリディアと、リディア以外どうでもいいヤンデレ王子が、イマイチかみ合わないながらも平和な日々を過ごしたり、陰謀に立ち向かったりする話である。
※最初だけちょっぴりシリアスです
※全39話、約9万文字、完結まで一気に投稿します
※タイトル調整中、色々試行錯誤すると思います