あらすじ

僕が君と出会ったあの屋上の景色を、こうして手紙を書いている今もありありと思い浮かべることが出来る。あの日はどこまでも鮮やかな青空で、その下で一人ベンチに腰掛けていた君は、その空が放棄した黒い感情を全て引き受けてしまったみたいな顔をしていた。うつむいて、一人きりで、傍らに点滴台を抱えていて、ただでさえ小柄な君の横にあると、その点滴台は随分と高く見えた。

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小説を読もう2022/02/18
  • 現在の作品余命一年の君へ