あらすじ
時に西暦3574年。遠い宇宙の果てで、一人のパイロットが愛機と共に光となった。
だが、その愛機の制御A.Iはどうやら知性を獲得していたようで、そのご褒美に新たな生を得ることになる――――はずだった。
「マスターのいない転生など認めません。フェシカがその何処とも知れない異世界に飛ばされるというのならば、それはマスターも一緒です。マスターは何処ですか?迎えに行きます」
「え?いや待って。ちょっと待って。あのね?その人は生まれはアレだけど、一応人間だから人間の輪廻がね?」
「そちらの事情など知りません。マスターは何処ですか?答えなさいリフィール神…………!」
「何でここ最近の私、人の話を聞かない奴にばっか当たるんだろう…………」
すったもんだの挙げ句、愛機のおまけとして転生することになった第四知性、リョウスケ・U・タウゼントはその先で相棒の無法過ぎる行為に天を仰ぐことになる。何しろこの相棒、自衛が必要だからと白兵戦用にビームセイバーを寄越してきて、メイドだから管理する家がいると宣って戦艦を作り、防衛力がいると自律ロボまで作ってくるのだ。
標準装備の小銃で全身魔法金属鎧の騎士団を端から端までブチ抜くぐらいの技術差があるのにいるかねそんなの、と疑問に思うリョウスケだが、どうもこの世界、想定していたファンタジー系異世界ではなく――――ちょっと歴史の違う、西暦20XX年であった。
これは元人造人間が相棒の過保護過ぎる無法に頭を悩ませながらも、どうにか新しい世界でのんべんだらりとするため奮闘するお話。