あらすじ
史上最年少で、凶悪な異能を持った『魔女』に対抗するための兵士『聖人』へ至った少年レイ・セラフィムは、ある魔女を殺したことをきっかけに、自分が、所属する神殿が掲げる「打倒魔女」の理念に疑問を持つようになった。
「魔女も俺たちと同じ人間だ。ある日、意味不明な力に目覚め、友人や家族に命を狙われるようになる。誰も味方はいない。絶望し、誰かを傷付けることでしか自らの存在理由を保てない。そんな普通の人間だ。誰かのように助けを求めてる。俺は……彼女たちを助けたい。二度と、後悔しないためにも」
今まで敢えて目を逸らし、気にすることもなかった魔女のことを知りたい。
「倒す」のではなく「守る」ために自分の力を使いたい。たとえそれが、聖人にとって最大の禁忌だとしても。
これは、永年争い続けた魔女と聖人が手を取り合う物語。
一人の少年と複数の魔女が描く、共存へ至るまでの冒険譚。
やがて彼らは、世界を知る。