あらすじ
学校で寝ていた主人公、向後透。
起こされたと思ったら、鎧を着た兵士に囲まれていた。
日本語の話せる女性から、異世界召喚されたことを教えられ、混乱するがとりあえず従うことにする。
そして、わけも分からず、魔法を授かることになる。
発現した魔法は、"収納魔法"だった。
当初こそアタリ判定されたが、確認作業を行っていくとハズレ認定されてしまう。
それもそのはず、透(トール)の収納魔法は、開放時に状態を維持できない欠点があった。
岩を収納すれば砂となり、酒を収納すれば、水とアルコール、そして不純物に分離されてしまう欠点が見つかったのだ。
検証の必要もないと言われて、異世界人を商品としたオークションにかけられる。
そして、最低落札価格で購入されてしまい、奴隷契約を受ける事になった。
ただ幸いなことに、購入した人物は、開拓村の村長であり、開拓村に貢献すれば奴隷契約の解除を行うことを約束してくれた。
開拓村へ向かう道中で、切り株を収納し、薪として開放すると、喜ばれるトール。
この時は誰も気が付いていなかった。
この収納魔法は、"なんでも"収納でき、また開放時に"どんなモノでも破壊"することができた。
前の世界で無気力に生きていたトールだが、周囲とコミュニケーションを取るに連れて、心を開いていく。
そして、徐々に収納魔法の性能に気がついていく。
「これ、収納魔法に分類されているけど、使い方次第では強過ぎるんじゃないか?」
順調に開拓村に貢献していた時、襲撃に遭う。
身長が3メートルを超える魔物のオークだった。
村民を逃がすために、オークに立ち向かうトール。
絶体絶命の窮地に追い込まれた時、無意識に新しい技能に目覚める。
「……これ返すわ」