あらすじ
王国随一の名門伯爵家の令嬢 オルティア・フェルナンデス は、第二王子 ライナス・ヴォルテール と“白い結婚”を強いられた。
それは夫婦の絆も愛もない、ただの政略結婚――。
夫となったライナスは、オルティアを顧みることなく、愛人アデレイドとの甘い生活を優先する。
王宮で孤独に耐える日々の中、オルティアは気づく。
「私は、ただの飾りではない。自分の人生を生きるべきなのだ」と。
そして、離婚。
解放されたオルティアは王宮を去り、自らのサロンを立ち上げる。
そこは学問、芸術、文化の交差点となり、王都で絶大な人気を誇るようになっていく。
一方、ライナスは次第に堕落し、愛人に裏切られ、借金にまみれ、ついには “すべてを失う”。
「オルティア……俺を助けてくれ……!」
かつて冷たく突き放した元妻に、ライナスは縋りつく。
王宮の舞踏会で、そして夜の雨の中で、彼は何度も跪き、哀願する。
だが――。
「あなたの居場所はもうどこにもありません。私はもう、自由ですのよ?」
これは、政略結婚に縛られた令嬢が、己の才覚と誇りで新たな道を切り拓く 痛快な“ざまあ”逆転劇。
堕ちる王子、輝く令嬢――“白い結婚”は、幸せのためではなく、自由への序章だった!