あらすじ
前作『迷宮の鏡〜洗脳〜』のスピンオフ『沈黙 〜迷宮の鏡の中で〜』は、静かに心を蝕む闇と、孤独な問いかけの物語。主人公・詩織は、かつて莉子と共に子猫を助けようとした少女。その優しさはやがて悲劇を招き、彼女の中に後悔と、莉子への複雑な憎しみが芽生える。何が正しかったのか、自分は誰のために手を差し伸べたのか。そんな問いに苦しむ中、詩織の前にも“鏡”が現れる。映し出されるのは、関わった未来、見捨てた未来、そして崩壊した未来。答えを求めたはずの彼女は、「関わらないことが正しい」という沈黙の答えに囚われていく。誰にも気づかれず、自分を偽ったまま、心を失っていく――これは、静かに壊れていく少女の、優しさの末路を描く物語。