あらすじ
めめは音楽が大好きだった。
高校を卒業したばかりの十八歳の少女、めめが初めて、(小柄な体に不釣合いの)背中に大きなギターを背負って、故郷の町から東京にやってきたのは、ほんの三ヶ月前のことだった。
東京駅で迷い、巨大なビルを見上げて、ぽかんとした顔をしながら戸惑うめめは、とりあえず、上京してきた理由である音楽の仕事を見つけるために、駅前で早速一人でギターを弾いて、歌を歌い始めた。
そのめめの歌を聞いてくれる人はけっこういた。(嬉しかった)
その中に一人のとっても可愛い高校生の女の子がいた。
女の子の名前はるうと言った。
めめはるうと友達になった。でも、その日以来、るうはめめの歌を聞きにはきてくれなかった。
めめはるうのことがとても心配だった。るうはなんだかとても悲しそうな顔をしていたから。
めめはるうのために歌を作ることにした。
歌を作って、るうに聞いてもらうことにしたのだ。
私の大好きな歌を。