あらすじ
池田鈴が秋山律と出会ったのは、中学二年生のときだった。
場所は小森神社の鳥居のところで、鈴が自分の友達である小森神社の娘、小森桜に会うために出かけると、そこに一人の見知らぬ少年が立っていた。
それが秋山律だった。
鈴は律を無視して、鳥居をくぐろうとした。
「ねえ、君。ちょっと待って」でも律のほうはそう言って鈴に声をかけてきた。
「……なにかご用ですか?」冷たい声で鈴は言う。
仲良しの女の子の友達同士の池田鈴と小森桜の関係に、一人の男の子、秋山律が混ざることで、二人の関係に変化が訪れる。
誰を好きになるかは、自分では選べない。
好きになった人が、誰かの好きな人かもしれない。
恋愛は難しい。
でも、友達だって大切なのだ。
恋と友達。
どっちを選ぶの?
池田鈴は自分の心に正直になれなかった。
強く見えても、そう見えるだけで、鈴は臆病な女の子だったのだ。
友達思いの素直になれない女の子と、縁結びの巫女の女の子の初恋のお話です。