あらすじ
一人目の夫を病で亡くし、二人目の夫を戦場で亡くしたラフィエ。
彼女は疫病神と呼ばれ、嫁ぎ先は見つからず困っていたところ、皇帝の情けで妃の一人として後宮に迎え入れられたのだった。
下っ端の妃として後宮の片隅で静かに過ごそうと思っていたのだが、皇帝はなぜか彼女を度々寝室に呼び出しては、夜の相手をさせるでもなく、話し相手になってほしいとせがんできた。
「あなたがいい」
そんな甘い言葉をささやかれて戸惑う日々……。
皇帝の寵姫として周囲に認識されるようになった頃、後宮に新たな【宦官】がやってきた。
その人は、戦場で死んだはずの夫だった──。