あらすじ
公爵家の長女である私は、長らく隣国から迎えられる婚約話に縛られていた。
けれど、正式に結ぶはずだったその席で「地味だ」と嘲られ、私の家名までも踏みにじられる。
胸に宿っていたかすかな誇りは、あの瞬間に激情となって燃え上がった。
国を揺るがすほどの大きな逆風の中で、私は自分の力を信じ、新たな道へ踏み出すことを決意する。
そこで出会ったリヒャルト殿下は、私の存在を認めてくれる唯一の光だった。
屈辱から始まった物語が、いつしか甘く燃え上がる運命へと変わっていく。
それが私の、そして公爵家の逆転の幕開けだった。