あらすじ
両親の離婚により母の実家へ引っ越した宮森 悠翔(みやもり はると)、旧姓・伊與田(いよだ)は、見知らぬ町での高校進学に不安を抱いていた。
「高校生活、ちゃんと送れるんだろうか……」
人見知りである彼は、友達づくりが苦手。それなのに、知り合いもいない町で高校生活をスタートさせるというのは、難易度が高すぎるように思われた。
実際、それは間違いではなく、学校は当然知らない顔ばかりで知らない地名が飛び交い、自席の周りは同じ中学校の友人同士に囲まれ、自己紹介の順番が急に回ってくる、など次々と洗礼を浴びる羽目に。
「……多分、しばらく知り合いはできなさそうだな」
この時、彼は気付いていなかった。
この教室に、2年前まで同じクラスだった少女がいること。
学校には、他にも知り合いがいること。
この町には、いとこが住んでいることに。
そして。
……意外と自分は、変われることに。
完璧とはほど遠く、欠点も多いけれど、みんなの助けも借りて、もがきながら前に。
楽しい高校生活を送りながら成長していく、優しい青春物語。
(旧題:知らない町の高校に進学したけど、何故か俺のことを知ってる人がいる件)