あらすじ

あらすじ: 南田病院に外来として通院している大学生小折達也は難病患者で、灰色の日々を鬱屈しながら過ごしていた。ある日、その病院で鼻歌を口ずさむ女性椎原美也子と出会った。彼女は子供のように小柄で、さらにパジャマ姿。入院患者だろうが、とても元気そうに見える。初対面であるはずの彼女にカフェに付き合わされてしまい、その帰りに彼女が『余命三日』であることを教えられる。こんな元気な人がと信じられない達也だった。そんな美也子に「歌を作りたい」と言われる。達也は乗り気ではなかったが、美也子の天真爛漫に振り回されてしまい、唯々諾々と承知する。音楽素人の二人は病院内の書店で見つけた漫画で歌作りを学ぼうとするが、うまくいかない。明日は海に行きたいと美也子に言われる。そこで歌を作るのだと。しかしその日は美也子が死ぬ日だ。本当に美也子は死ぬのだろうかと、達也は主治医の先生に美也子のことを聞きに行くのだった。翌日、江の島に行く二人。片瀬海岸の夕日を見たり、生シラス丼を食べながら、2人は思い出を作る。歌詞はできたようだった。その帰りのバスの中で、達也は主治医から、美也子のことを聞いて、彼女が死ぬのを確信したと話す。病院にたどり着き、2人は自らの想いを伝えあった。そして、美也子は「歌を作って」とスマホを投げ渡すのだった。葬式の日、達也は美也子のスマホを開いて、そこにあったメモ帳から彼女の想いをくみ取る。それを歌にすることを決意し、また自らも生きていこうと前を向くのだった。

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カクヨム
カクヨム2025/04/03
  • 現在の作品君と、君の歌を口ずさみながら