あらすじ

「エタ、ロナンテ、ミーネ、キルオ、ハル……」 彼は独り、名前を呟き続けていた。それだけが、崩れそうになる心をかろうじてつなぎ止める手段であると気づいてから、日課となっていた。 目の前のモニターには、暗闇しか映らない。無限に広がる宇宙の闇は、自分の内面を映し出しているように思えた。長く見つめていると、引き込まれるような感覚に陥る。 「ドドイア、ムラノ、サーノ……母さん、父さん……」 地球外知的生命体を探す旅は、想像以上に過酷だった。この宇宙船が地球を飛び立ったとき、彼はまだ生まれてもいなかった。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2025/04/02
  • 現在の作品果てしない使命