あらすじ
「聖女エヴァンジェリン、お前はもう不要だ」
王太子レオナードからの突然の婚約破棄。
さらに“新たな聖女”カリーナの登場により、エヴァンジェリンは偽物の聖女と罵られ、アルストリア王国を追放されてしまう。
行くあてもなく彷徨う彼女がたどり着いたのは、隣国グロリアス王国。
そこで出会ったのは、冷静で誠実な第二王子アレクセイだった。
「君の力が本物ならば、試してみるといい。必要ならば、俺が力を貸そう」
アレクセイの支援のもと、エヴァンジェリンは再び聖女としての力を振るい、疫病に苦しむ人々を救っていく。
やがて彼女の奇跡は国中の人々に認められ、ついには「本物の聖女」としてグロリアス王国で敬われる存在となる。
そんな中、彼女を追放したアルストリア王国では疫病が広がり、混乱が深まっていた。
「本物の聖女」を手放した代償は大きく、王都は崩壊寸前。
追放されたエヴァンジェリンに、王太子レオナードは泣きつくが――
「今さら後悔されても、もう遅いのでは?」
かつての婚約者を見下ろしながら、エヴァンジェリンは微笑む。
そして、彼女の隣には最愛の王子アレクセイがいた。