あらすじ

鏡の向こうには、私、が映っていた。  だけど鏡に映っているのは、本当に私だろうか。私にはそうは思えなかった。私と瓜二つの別人が映っているような気がして仕方ない。「あの……」と私は鏡に向かって声を掛けてみる。何してるんだろ、と自分の馬鹿げた行為に、私は笑ってしまった。  鏡の向こうの、私、は笑っていなかった。  鏡の向こうの、私、が手招きをする。  おいで、おいで、と私を誘い込むように。  鏡の向こうの、私、に私は手を伸ばす。

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カクヨム
カクヨム2025/03/30
  • 現在の作品鏡の向こうの私たち