あらすじ
バニラ王国の侯爵令嬢アロマは、政略結婚で王弟殿下・マルスロッドと婚約した。
だが、マルスロッドには、アロマの親友・ナンシーと不貞行為をしているとの噂がたびたび……。
そのことをアロマが尋ねると、マルスロッドは逆上して「黙っていろ」と圧力をかける。
表面上は夫婦円満を装うものの、内心では深く傷つくアロマ。
そんな折、アロマはナンシーから「彼は本気で私を愛している」と告げられる。
ついに堪忍袋の緒が切れたアロマは、マルスロッドに婚約破棄を申し出る。
するとマルスロッドは「お前が不貞行為をしたことにするならいい」と言う。
アロマは不名誉な思いをしてでも、今の環境よりはマシと思ってそれを承諾する。
こうして、表向きにはアロマが悪いという形で婚約破棄が成立。
しかし、アロマは王弟相手に不貞行為をしたということで、侯爵家にいられなくなる。
仕方なくアロマが向かった先は、バニラ王国の宗主国たるエスターローゼン帝国。
侯爵令嬢という地位ですらなくなったアロマは一般人として帝国で暮らすことになる。
……はずだったのだが、帝国へ向かう途中に皇太子のライトと出会ったことで状況は一変してしまう。
これは、アロマが隣国で報われ、マルスロッドとナンシーが破滅する物語。